Yukako
Nakahara
________Pâtissier

時代は友チョコ&ご褒美チョコ!

『ママ〜チョコレートはなぁ〜溶かしたら、28℃に下げてから30℃くらいに上げんとピカピカのチョコレートにならんねんで〜!わかっとる???』

次女みのりから上から目線で〜!そんな言葉を浴びせられながら、3姉妹の友チョコの段取りをバレンタインデー前日の忙しい中バタバタとしていたんだけど、なんでこんな事まで知っているのか???

長女に聞くと、『この前からテレビでず〜〜〜っとバレンタインデーの色んなチョコレートの作り方をやってるで〜!』そう、ちまたのスーパーにはバレンタインデー用のキットがたくさん売られて、ビックリするくらいの種類の多さ!シェフ曰く『これでええやん!』

マダムは、9歳の頃から手作チョコをプレゼントしているが、こんなキットなんか無い時代の事、割りチョコくらいあった気がする。なんか、試行錯誤という事が省かれているようで、なんか味気ない。失敗は成功の元よ!だって9歳からのチョコレート作りが生かされて現在に至〜マダムにとっては歴史だわ。

で、13日夕方、準備していたチョコレートを湯煎で溶かしだしたら、三女碧が駄々をこねだした〜。。。よくよく聞いてみると、自分でチョコレートを刻む所からしたかったらしい。え〜〜〜〜〜だってまたまたその段取りが大変じゃん!!!といっても聞きませんので、仕方なく大きな2Kのチョコレートの板を出し、包丁を持たせ、刻み、ボールの中へ入れ、湯煎へ〜〜〜。

チョコレートを溶かしている間に、流す型の準備をしてもらい、トッピングの材料をお皿に取り出し準備万端!
さぁ〜3姉妹、誰から1番に流すかでケンカになり、型に入るチョコレートよりこぼれる方が多いんじゃないかと思いつつ、最後のチョコレートまでしっかり入れて
急いでトッピンッグをして冷蔵庫へ〜〜〜。

あっちゅー間なんですが、まぁ〜疲れる事。私が作ったチョコレートを渡す方が、どんなに楽か〜。でも、そういうわけにもいかず、夕飯後、ラッピング!

で、一番テンションが高かった三女は途中で眠気でダウン。翌朝、好きな男の子二人分のチョコレートを紙袋へ入れ、『やっくんへあおいのつくったばれんたいんひょこれいとです たべてね』とお手紙を書き、朝、保育園の先生にそぉ〜と『よろしくお願いします』と託し、マダムの役目はひとまず終了〜〜〜〜〜〜。

14日の夜、子供達の机の上には、お友達からもらったチョコレートが散乱している!チョコレートケーキやブラウニー、ハートチョコ!全て手作り!!!!!

そう、お友達の家でも昨晩のなかはら家のように(もっと落ち着いてると思うが。。。)大変だったんだな〜と妙に親近感が湧き、この友チョコが流行りだしてからは女の子のいる家庭では年中行事のひとつになっているのだな〜と感じたバレンタインデーの夜でした!

ご褒美チョコ♪

なんてったって、マダムの作るチョコレートの90%以上は買って頂いたご本人が食べられる!いわゆるご褒美チョコ♪

大人気のオランジェットにキャラメリゼは作っても作っても追いつかない。。。

バレンタインデーギフトの引き渡しでは、『マダム、ホワイトデーはマカロン作るの??』とまだ予約表も作成してないうちから『マカロンギフトひとつよろしく〜♪』と、息つく暇がないが、有り難いお話である。

そう毎年のように、マダムの課題と宿題を準備して頂き、採点、総評をもらえるのである!

幸せ者のマダムは本日もアーモンドをキャラメリゼしチョコレートをまぶしながら、あと一ヶ月♪頑張るぞ〜〜〜〜〜!!