Yukako
Nakahara
________Pâtissier

いつものように怒られる、車のメンテナンスにて。

遠出するまえには必ず近くのENEOSにて車の点検をしてもらう。無知な私が少しでも安心して旅に出る下準備である。ホントはシェフの役目だと思うのだが、いつの頃からか私の担当になった。

しかしながら、担当が変わった直後ガソリンを入れるのも恐る恐るスタンドに入り、給油口の開け方さえ知らずお兄ちゃんに座席の下のレバーを引いてもらう始末。最近はセルフのスタンドを利用するが、未だに慣れない。

年に2回は高速に乗り山口まで走るので、行く前には必ずエンジンオイル、バッテリー、空気圧などをチェックしてもらう。

そう、2年前の夏、3連休の次の日から山口へ小旅行を計画。いつものように、近くのENEOSへ。点検終了後、お兄ちゃんからの一言。

「このタイヤ、死にますよ」

まぁ〜脳天気な私をほんま大丈夫かぁ〜と思ってるに違いないお兄ちゃんの一言で、タイヤを見るとつるつるなんです。溝がちびて。。。

とりあえず、タイヤを変える???初めての決断に少々悩みましたが、命が大事。(誰でもですよね)この時は、このタイヤの交換の重要な意味を把握できなかった。

しかし、その翌日!
今まで以上にお兄ちゃんに感謝したのは言うまでもない。夜中に出発し、明け方広島付近より豪雨、雷雨、どしゃぶり!!!車体は揺れるし、バケツをひっくり返した雨水がフロントガラスに叩き付けられ前も見えない。

山口に入り、なお降り続き、、、下関に出る手前で小降りになったのでトイレ休憩と思いきや、サービスエリアは停電で利用不可!と張り紙が!!!

え〜〜〜〜〜〜。

そのままインターを降り、海響館へ。朝8時半到着。西の空は晴れてきて、何事もなかったように子供達と遊んで、昼過ぎには帰ろうとインターに向かうと???

通行止め〜〜〜〜〜〜!

そうです。
スゴい、豪雨だったんです。
車を運転出来てるのが奇跡なくらい。ラジオからはその日に寄るつもりにしてた防府で崖崩れがあり、何カ所で通行止めになってるとの情報。

すぐに防府へ電話。祖母宅は無事。光に電話。下の道で向かうので何時に着くか予想ができない。結局、日付けが変わる頃に光の叔母宅に到着。

本当にご心配かけました。。。

しかしながら、お兄ちゃんの一言がなければ死んでたかもというくらいの危険な旅でして、感謝してもの仕切れない思いでいっぱいで帰岡。

で、今回の旅。土曜日、いつものように近くのENEOSへ。いつものように、点検。いつものお兄ちゃんに、また脳天気なおねえちゃんが来た!(自己解釈のため、おばちゃんとは書かない)と思われてるに違いないが、点検終了後「ちょっと、見て!」と呼び出される。(いつものようにいやな予感)

「オイル、無いで」???
「タイヤ、死ぬで」!!!

あ〜〜〜。「バッテリーは変えたん???」
実は、昨年の冬にバッテリー事件も起こしており、お兄ちゃんに助けてもらい命拾いした経験が。。。

そう、今回もそうとうダメ出しをもらい、自己反省をしながらタイヤ交換、オイル交換をお願いした。そんなに走ってるつもりはないが、ありがたい事に事故にも遭わず楽しい旅行が出来るのは、お兄ちゃんのおかげだとつくづく思う。

年に2回の旅行前の点検が私のペースに合った車のメンテナンスだと思ってる。もう少し大事に乗ってあげないとね。