Yasuto
Nakahara
________Chef

寒い国から帰ってくる熱い男

ロシア滞在1日目、いやーよく寝れました。やはり朝晩涼しいとよく寝れます。特に日本がもう暑かったので余計に。あと前日の夜、たらふく酒飲んで締めにウォッカも飲んで次の日の仕事のことを考えなくていいので熟睡できます。

朝起きるとロシアにいるという感覚がまるでなく時差ぼけもなくホント家にいるようで、いや家よりも静かで居心地がいいです。

というわけでMさるさんは平日なので仕事にすでに行っていてカルーガ散策はH子さんとS君の3人で気ままにブラブラしようかと。

確かにこれといったスポットもなくとりあえず近くにある航空博物館とか市場とかに歩いたりバスに乗ったりタクシーに乗ったりと楽しみました。

バス料金やタクシー代が驚くほど安いんですよ!やはり自国でエネルギーを自給できる国はガソリン代とか安いんでしょうね。

あと、結構大きな交差点でも信号がなかったり、慣れないと恐いです。でもちゃんと車は止まってくれます。車ついでにどの車もよく汚れてます。私の愛車セレ子は日本でみると結構汚れてますがロシアでみると多分新車に見えるぐらいです。それととにかく路駐が多い!路駐天国ですわ。

とりあえず疲れたら店に入り昼からいや朝からビールを飲み、仕事をしているMさるさんには悪いですがホント最高でした。

それではここで私の敬愛してやまないMさるさんについてご紹介しておきましょう。自称ミュージシャン、伝説のギタリスト、いでたちはかなりオシャレ、特に帽子はかなりこだわりがある。外見はよく言うとブルースウィリス風、少しハードボイルドの九州男児。いまだ少しなまりが抜け切れていない...

正義感が強く、それゆえ何かしらトラブルに巻き込まれやすいタイプ。今回もマナーの悪い中国人とよくもめていた。確かにトラブルメーカーであることは間違いない。

ロシアではどこかの施設に入るとき必ずボディチェックを受けるのだが、彼はなぜかよく引っかかり別室に連れて行かれる。奥様のH子さんはもう慣れているようで「あ、いつものことなんでほっといていきましょう」など冷たい態度。

息子のS君は遠くで傍観しており冷静に一言「パパと一緒だとスムーズに回れないなぁ」と。確かにMさるさんがいなかったサンクトペテルブルクはすごいスムーズに効率よく観光できたなぁと思います。

しかし義理人情に厚いMの月シェフは「いやもうちょっと待ちましょう」と社交辞令を言いつつ、何かと他人に迷惑をかける点が私の三女あおいに似ているなぁとつくづく思いました。あと下ネタが好きな点もそっくりです。彼がいつも背負っているリュックの中に何が入っているのか怖くて私は聞けません。

そんなわけで11月下旬には寒い国からこの伝説の男Mさるさんが3年ぶりに日本に帰ってくるので今年の冬は暖冬かもしれないです。

ある情報筋によると仔豚の丸焼きマシンを購入したとのことでキャンプも楽しみですねぇ。そういえば卓球台もあったので卓球大会もできそうです。何かとにぎやかな年末年始になりそうですねぇ。

次回はカルーガを離れ、芸術の都サンクトペテルブルクへ。Mさるさんは引き続き仕事なのでカルーガに残してモスクワから合流ということで。サンクトペテルブルクのスムーズで平和な2日間の旅、お楽しみに〜