Yasuto
Nakahara
________Chef

ロード トゥ ロシア

みなさん ズドゥラーストゥヴィチェ(こんにちは)シェフバチョフ中原 です。突然ですが私ことMの月シェフ シェフビーは今夏ロシアに単身行くことが決定しました。

あの引きこもり高等遊民イクメンシェフがどうやって無事ロシアにたどり着けるか、いやたどり着けたとしても入国できるか、みなさんの協力を得てそれまでの苦難の道のりをシリーズでお送りする題して「ロード トゥ ロシア〜シェフをロシアに連れてって」を月一回のペースでご紹介していきましょう。

記念すべき第1回の今回は「なんでまたロシアなん?」という疑問にお答えしておきましょう。実は今、私の数少ない友人であるH家の方々が3年の任期でロシアに滞在中でして今年がラストイヤーなのです。

そこで義理人情に厚い江戸っ子シェフとしましては、やはり1回は訪問して彼らの暮らしぶりを拝見し、不便なロシア暮らしで私の濃い料理がそろそろ食べたくなり禁断症状が出はじめているに違いない、出張料理人Mの月シェフがはるばる日本から馳せ参じようと思いついた次第です。

また、たぶんこの機を逃すと一生ロシアには行く機会はないだろうと思いまして決定しました!

H家の当主「Mさるさん」とはMの月オープン以来のお付き合いでお客さんでもあります。彼こそが私を恐怖のアウトドア&キャンプ生活に引きずりこんだ張本人なのです。

ある時、ひょんなことから私の得意な社交辞令で「あ、今度キャンプ誘ってください」と軽い気持ちで言ったのがことの始まりでして、つぎ会ったとき「あ、シェフの家族の分もキャンプ場予約しときました。準備しておいてください」と。どうやら彼には社交辞令が通じなかったみたいです。

そこから私の恐怖のアウトドア&キャンプ生活がはじまったわけです。しかし今では私もキャンプ中級者ぐらいにはなったと自負しております。そんなわけで公私ともどもH家の方々には非常に恩があり、その恩が返せるのは今しかないと思いたった次第です。

しかし、いざ行くと言っても私の知識のなかではロシアといえばクレムリン・赤の広場・ウォッカぐらいしか思い浮かばず、とりあえず「地球のはまり方 ロシア」を買って勉強しています。

まずは手始めにパスポートを取りに行こうかと。なにやらロシアに行くにはビザがいるとか。噂ではビザを取得するのが大変とのこと。まぁ、ピザならよく焼いているんですが... それじゃあダメでしょうかねぇ〜

それではこのへんで ダスヴィダーニャ!