Yasuto
Nakahara
________Chef

ぬ〜〜ぼ〜〜

今年もやってきました、11月第3木曜日。みなさんはじめまして「地獄先生ぬ〜ぼ〜」です。すっかりボージョレ・ヌーボー定着しましたねぇ。私がこの業界に入った約30年ぐらい前は、ほんとマニアックな人々の集まりでした。

最近は技術も進歩してだいたい毎年おいしいです。昔だったら何年かに1回はハズレ年があって妙に酸っぱすぎたり渋すぎたりと、あんまりボージョレのイメージはよくなかったことを覚えています。それでも何とか日本の文化に馴染んできたことはうれしい限りです。

収穫月でもボージョレー・ヌーボーを楽しんでいただくため、ワインはもちろんボージョレ・パンギフト、チーズ、キッシュ、そして生ハムをご用意しています。みなさんお待ちかねの今回の生ハムはイタリアパルマ産18ヶ月長期熟成ものです。

星の数ほどあるイタリアの生ハムの中で最高峰に讃えられるパルマ産生ハムは、よく「甘くなければパルマハムではない」と言われます。スペインのハモンセラーノはきつめの塩味と熟成された赤身肉のおいしさが特徴ですが、これに反してパルマハムは塩味は控えめだが、とろけるような脂身の旨味と適度な甘味のバランスが最高なのです。

それにはパルマ地方の自然に理由があり、パルマハムは指定農家の中で特定農家で通常よりも長い時間をかけてゆっくり育て上げた原料豚肉を厳選します。

そして、伝統手法を受け継いだ職人たちによる適切な塩漬け、酵母の生きる伝統的な熟成庫でハムに自然な風が行き渡るよう十分なスペースをとり贅沢に熟成されるのです。

それゆえパルマハムは甘ささえ感じる味わい、美しい色、豊かな芳香、バラつきのない完成度を兼ね合わせているのです。

その生ハムを、また三拍子揃ったイケメンシェフが注文が入ってから切り分けお渡しいたします。やはり、生ハムは切りたてが命です。注文は100gからということで、価格のほうはイケメン料込みで100g・850円(税別)です。

あと、サラミとの盛り合わせもできますのでご相談ください。それでは収穫月でお待ちしております。

「地獄シェフ ぬ〜〜ぼ〜〜」でした。

パルマ産生ハム

パルマ産生ハム