Yasuto
Nakahara
________Chef

ネガティブ戦隊 ゲンカイジャー

<ゲンカイレッド>
ひと癖もふた癖もあるゲンカイ戦隊のメンバーをまとめあげるリーダー。表の顔はレストラン「Mの月」のシェフ。日々マダムに馬車馬のようにこき使われており、そのネガティブさは筋金入り。月一回うつ状態になり「もう限界じゃ〜」を連発。特に夏に弱い。

<ゲンカイブルー>
某カフェ店長。表向きはポジティブに見えるが実はレッドに勝るとも劣らぬ強者。最近やる気を出して、いろいろ活動的にしているがどれも長続きしない。マラソンを始めたらしいが、とりあえず靴を買って形から入るタイプらしい。

<ゲンカイピンク>
何を隠そう、ゲンカイレッドの次女。小学一年生。父の遺伝子を一番色濃く受け継いでいるらしくゼロか100かの性格。まだ小学校は楽しいらしく順調だが、いつ不登校になるかレッドはいつも心配している。給食で嫌いなものが出るとお腹が痛くなるらしい。

<ゲンカイグリーン>
詳細は不明だが、噂によるとクリエイティブディレクター。センスは抜群だが思考はいつも後向き。プランをマダムにダメだしされ傷ついている。バリケード、いやデリケートな性格らしい。常に美学を追究する男で、一応レッドのマラソンの師匠でもある。彼のいれてくれるコーヒーは最高。

<ゲンカイブラック>
すべてのゲンカイジャーの師匠ともいうべき人。スターウォーズでいえば「ヨーダ」。実はリーダーレッドの母上、通称 文(ふみ)ちゃん。この子にしてこの親ともいうべきか、そのネガティブさとせこさは他の追随を許さない。

最近は嫁のお気楽脳天気さに限界がきて近所中に嫁の悪口を言いふらすのが日課に。昨年連れ合いを亡くし少し落ち込んでいたが、一周忌も終わり近所の独り身の人たちと人生を謳歌している。彼女の座右の銘は「女の春は亭主がいなくなってからよ」とか。

しかし、唯一楽しみにしていた「渡る世間は鬼ばかり」が終了し少し元気がない。来年喜寿で喜寿の祝に北海道に連れて行けとうるさい。毎日孫たちに「ばあちゃんはもう限界じゃ〜」と言っているが、本心は百歳まで生きる気満々!

... 以上、集いし勇敢なるネガティブ戦隊五人衆は悪の権化、お気楽脳天気集団「マダム・ユカゲルゲ」をこの世から撲滅させるべく日々奮闘しているのである。