Salon

シェフをサルディーニャに連れてって

Aug 2010
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紺碧、群青、藍色...
青に満ちたサルディーニャの海

こんばんわ「いい夢、旅気分」ナビゲーターのアントニオ中原シェフ太郎です。今宵は皆様をサルディーニャのとびきりの青に出会う旅にご案内します。

サルディーニャの旅はよく海から始まると言います。四方を海で囲まれているので食文化的にも日本とよく似た点が多いです。当然、魚介類は豊富でよく食べるし、内陸部に行けば羊飼いが盛んで牧歌的でのんびりした雰囲気が味わえます。

この島を語る上で忘れてはならない二つの食材「ボッタルガ」と「ペコリーノチーズ」。ボッタルガはカラスミのことで、上質のカラスミが作られておりそのままワインと共に、あるいはスパゲッティとたっぷりのカラスミを合えただけでもOK。十分おいしい。

ペコリーノチーズは羊の乳から作られるチーズで、栄養たっぷりのエサと豊かな大地でストレスを受けることもなく育った羊たちのミルクから作るこのチーズは最高。これもそのまま食べるもよし、調理してもよし。

イタリアではあるが、スペインやフランスの影響を受け、イタリアイタリアしていない独自の文化スタイルをもつのんびりとしたサルディーニャが好きだ。僕もいつかサルディーニャに行き、久保田早紀「異邦人」を熱唱したい。

最後にサルディーニャの市場へ行きボッタルガを買う時、くれぐれもボッタくられんように気をつけてください。

夏はぜったい地中海編

夏はぜったい地中海編

「タコのエスカベッシュ」
ヨーロッパの人はあまりタコは食べないがイタリア南部、島々ではよく食べる。夏なので酢をよく効かせてエスカベッシュ(洋風南蛮漬け)に。

「玉ねぎとペコリーノチーズのラビオリ、カラスミ添え」
パスタのバラエティさはないがよくラビオリは見かける。中身はシンプルでよく炒めた玉ねぎとすりおろしたペコリーノチーズ。ポイントは玉ねぎをよく炒めて甘みを出すこと。最後にたっぷりのカラスミをふりかけて。

「オレンジのセミフレッド」
オレンジを使ったアイスクリームのようなもの。セミフレッドとは「半分凍った」という意味で特別なアイスクリームマシンがなくてもできるパルフェのようなもの。オレンジのお酒をたっぷり入れて。

次回は、バジリカータ州。カンパニア、プーリア州に挟まれ南はカラブリアと接しティレニア海、イオニオ海とふたつの海に面している小さな州。お楽しみに!

Yukako Nakahara
_Patissier
なかはらゆかこ
パティシエ
Yukako Nakahara _Patissier