Salon

夜桜おゆか

Apr 2011
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どうも「さくら」の森山康太朗です。
花見の季節になりましたねぇ。多分、僕ほど桜を愛してやまない料理人は他にはいないと思います。

いつも思っていたのですが、もし自分の死ぬ時期が選べるならこの桜の咲く季節がいいと思っています。それも散り際の桜が一番好きです。

僕の思うにやはり桜の美しさは散り際の「いさぎよさ」だと思います。僕は常々桜のようにいさぎよく生きたいと心がけていますが、なにせ往生際の悪い人間なんで桜のようにいさぎよく生きれません。

実は4年ぐらい前からピアノを習ってまして、その理由の一つにいつかこの季節に桜の曲をさらっとひけたらと... 今までにコブクロ、直太朗、河口恭吾とチャレンジしてきたがいつも桜の咲くのに間に合わず、先生から「中原さん、今年も間に合いませんでしたねぇ」と嫌みを言われ続けてきた。

こんな屈辱に耐え続けた4年間、ついに僕はある結論を出した。やはり僕にはピアノは向いていない。一流の男はサックスだと。それもソプラノサックス。ケニー G ならぬヤスー G になろうと。違いがわかる男はジャズだ。宮本亜門もそう言っている。

このことをマダムに報告すると「とりあえずピアニカで我慢しとき」と。そう、次女の みのりちゃん が今季小学校にあがるので保育園で使ってたピアニカがいらなくなるのだ。それを貸してもらえと。

そこで、みのりちゃん にパパにちょっとピアニカ貸しておいてくれと頼むとやさしい みのりちゃん は快く承諾してくれ、ひと言「ちゃんと使い終わったらマウスをよく洗って返してね♪」と。

最後に、さくらの歌で一番好きなのは坂本冬美の「夜桜お七」だろう。マダムが歌う「夜桜お七」は最高で、あと やしきたかじん の「あんた」とか「やっぱ好きやねん」もいい。でも一番いいのはなんといっても「天城越え」だろう。僕の目を見て「あなたを殺していいですか〜」と歌われた日にゃ、どうすればいいんでしょう?

♪そしてシェフは途方にくれる〜〜〜♪

Yukako Nakahara
_Patissier
なかはらゆかこ
パティシエ
Yukako Nakahara _Patissier